生放送中のニュース番組で画面に映し出されたのは、建物の中へ続々と入る武装した兵士たちです。
日本時間22日の朝、ヨルダン川西岸の都市にあるテレビ局「アルジャジーラ」の支局にイスラエル軍が押し入り、突然、占拠。
イスラエル軍は、テレビ局側が敵対組織であるハマスの代弁者となっており、テロを支援しているとして、事務所を45日間閉鎖するよう指示。
職員たちに出て行くよう命令しました。
しかし、テレビ局側も黙ってはおらず、この様子を生中継したのです。
アルジャジーラによると当時、テレビ局の周辺はイスラエル軍が包囲。
発砲音も響く中、催涙ガスも使われたといいます。
「アルジャジーラ」支局長:
我々は働けなくなり、誰も事務所に入れなくなってしまう。この状況はあまりにもひどすぎる。
イスラエル議会は2024年4月、政府が国家の安全を脅かしているとみなした外国メディアの事務所の一時閉鎖や、放送の停止を可能にする法律を可決していましたが、テレビ局側は報道の自由に対する“侮辱”だと激しく非難しています。
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