事件後、トランプ前米大統領がプレーしていたゴルフ場周辺に展開する捜査員ら=15日、フロリダ州ウエストパームビーチ(ゲッティ=共同)
【ニューヨーク共同】米大統領選の共和党候補トランプ前大統領に対する2度目の暗殺未遂事件で、ライアン・ラウス容疑者が数カ月前に「これはトランプ氏暗殺の試みだった」と殺意を告白するメモを残していたことが23日、検察が提出した裁判資料で分かった。 容疑者の車両内に8~10月の特定の日付と、トランプ氏が実際に訪れたか、訪れそうな場所を記した手書きのリストがあったことも判明。以前からトランプ氏殺害を計画していたとみられる。 容疑者から数カ月前に箱を預かった人物が事件後に中身を調べると、弾薬などとともに「世界へ」と宛てたメモが見つかった。メモは「私は役に立たなかった」と未遂に終わることを予想していたような内容で「やり遂げた人に15万ドル(約2160万円)を提供する」と書かれていた。 トランプ氏について「世界の誰もが大統領はもとより、何にもふさわしくないと知っている」と批判し「子どものようにイランとの関係を終わらせ、中東情勢は今、破綻している」と不満を示していた。
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