インドの地元メディア「NDTV」は26日、インド北部ビハール州でヒンドゥー教の儀式に参加していた43人が川や池でおぼれて死亡し、3人が行方不明になる事故が起きたと報じた。儀式では、子どもたちの健康や長寿を祈るために実施されていたが、犠牲者のうち37人が子どもたちだったという。

 儀式は「ジビトゥプトゥリカ」と呼ばれ、女性たちが断食をした後、子どもたちとともに川や池で全身を沈め、身を清める。事故は25日に州内の15の地区で発生したという。

 同州のクマール首相は、犠牲になった家族に対し、40万ルピー(約69万円)の補償をすると表明。「悲しみに打ちひしがれている家族や親族に力を与えてくださるよう神に祈る」とSNSに投稿した。

 儀式では、昨年も15人の子どもを含む22人がおぼれて亡くなったという。(ニューデリー=石原孝)

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