▼米議会演説 米大統領や連邦議会議員を前に同盟国の首脳らが強固な2国間関係をアピールする機会。演説ができるのは米国から重要な相手に位置づけられている証しとなる。バイデン政権下では岸田文雄首相のほかに、国賓として招かれた韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領やインドのモディ首相が上下両院合同会議で演説した。

上下両院合同会議は大統領の就任式や一般教書演説といった特別な機会に開く。首相は同会議で日米は未来に向けたグローバルパートナーだと提唱し、経済や安全保障分野で強固な同盟関係を示す。

米議会で演説した日本の首相はほかに4人いる。1954年の吉田茂、57年の岸信介、61年の池田勇人の各氏は冷戦下で自由主義陣営における日本の役割を説明した。2015年の安倍晋三氏は戦後70年の節目に日米同盟を「希望の同盟」と名付け、日米の防衛協力の強化を訴えた。

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