シェインバウム氏は、ことし6月に行われたメキシコ大統領選挙に与党の左派政党「国家再生運動」から立候補し野党の候補に大差をつけて当選しました。

1日、首都メキシコシティーで行われた就任式でシェインバウム氏は「私は母であり、祖母であり、科学者であり、信心深い女性であり、きょうからは民意によりメキシコ大統領となった」と演説しました。

議場からはスペイン語で「大統領」を意味する「プレジデンタ!」という掛け声があがり、メキシコ初の女性大統領の誕生を祝福しました。

シェインバウム氏は62歳。科学者として、気候変動に関する研究に取り組み、2018年から2023年までメキシコシティー初の女性市長を務めました。

メキシコでは麻薬組織による殺人や誘拐などの暴力事件が後をたたず、治安の回復が差し迫った課題になっています。

また、11月に行われる隣国アメリカの大統領選挙の結果次第では移民や貿易などの政策がメキシコに大きな影響を及ぼす可能性もあり、シェインバウム氏の手腕が問われることになります。

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