ウクライナの複数のメディアは4日、軍の情報筋の話として、ウクライナ軍が東部ドネツク近郊のロシア側が支配する地域に対して行ったミサイル攻撃で、20人以上の兵士が死亡し、この中に北朝鮮の将校6人が含まれていたと伝えました。

ミサイル攻撃があったのは3日で、ロシア軍が北朝鮮の将校らのために、攻撃や防御のための訓練を実演していたとの情報が、ロシアのSNS上にあるとしています。

これについて、ウクライナ軍は公式な発表をしていません。

アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は、北朝鮮の関係者がドネツクにいたことは確認できないとしながらも、ことし7月に北朝鮮の軍事的な教育を担う代表団がロシアを訪れたと報じられたことに触れ、北朝鮮が、ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシア軍の経験から学ぶねらいがあるという見方を示しています。

北朝鮮は、砲弾やミサイルをロシア軍に供給するなど連携を深めていて、みずからの軍事技術の改良につなげる思惑もあるとみられます。

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