【エルサレム共同】「爆撃を受けて死んだ方がましだ」「恐怖におびえる日々は10年の長さに感じる」―。イスラエル軍の激しい攻撃の開始から1年となった7日、パレスチナ自治区ガザからは、住民の悲痛な声が上がった。なおも攻撃が続く中、近づく冬を懸念する住民も出始めている。  「もし1年前に戻れるなら、避難生活を送るよりも爆撃を受けて死にたい」。ムアーウィヤ・ワヒーディさん(46)は共同通信の電話取材で言い切った。ガザ南部ハンユニスのテントで生活し、食事は支援団体か近所の住民の援助に頼る毎日だ。「もうたくさんだ。国際社会はこの虐殺を止めて」と訴えた。  ガザ北部で暮らすマルワン・ムハンマドさん(38)は、食料がないときは木の葉を食べてしのぐと語った。何週間もシャワーを浴びられず、洗濯もできない。「イスラエル軍の爆撃で死ぬ人もいれば、病気や飢餓で死ぬ人もいる」とうなだれ、「もうすぐ寒い冬がやってくる。どうやって越せばいいのか」と声を落とした。


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