シリア側から5日、国境を撮影した映像では、大きな荷物やスーツケースを持ったり、子どもの手を引いたりしながら歩いて国境を越えてきた人たちの姿が確認できます。

シリア北部出身で空爆が続くレバノンの首都ベイルート郊外から逃れてきた男性(39)は「戦火を逃れて、安全だと思った場所で暮らしていたのに、シリアの戦争よりもずっと怖い思いをした」と話していました。

そのうえで、「冬が近づいていて、このままでは子どもたちが夜の寒さで死んでしまう。どうすればいいのか分からない」と話していました。

男性の5人の子どものうち、4人はレバノンで生まれたということで、11歳の女の子は「シリアでの生活は大変なので学校に通ったり、笑ったりする生活に戻りたいです」と話していました。

また、シリアの首都ダマスカスで4日撮影された映像では、レバノンから逃れてきた人たちが、公園など屋外で暮らす様子が確認できます。

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