拉致被害者の曽我ひとみさんは10月8日、教員などを目指す上越教育大学の学生6人に向け講演しました。

曽我さんは46年前に母・ミヨシさんとともに拉致された状況について赤裸々に語ったほか、不自由だった北朝鮮での暮らしを振り返りました。

学生から、拉致問題を知らない子どもたちにどう伝えるべきか問われると…

【曽我ひとみさん】
「知らない人に説明するのは本当に難しいと思う。半世紀が経っているが、まだ解決していないことをしっかり伝えてほしいなと思う」

【上越教育大 大学院1年 防村優太さん】
「つらい経験をされていて、その経験を話すことはもっとつらいことだと思うが、私たちに伝えていることの重さを知って、それを下の世代に伝えていかなくてはいけない」

拉致問題に動きがない中、若い世代をはじめ、多くの人が関心を持ち続けることが政府を動かす力となります。

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