自民党の麻生太郎最高顧問は8日、台湾の建国記念日にあたる「双十節」を祝う式典であいさつし「私たちにとって台湾は近い国だ」と述べた。台湾が正式名称として使用している「中華民国」の呼び名も使った。

中国は台湾が不可分な領土の一部との立場で反発を招く可能性がある。麻生氏は「外交関係もない難しい関係」と指摘し、人的交流の重要性を強調した。

日本は1972年の中国との国交正常化をきっかけに台湾と断交した。台湾の駐日大使にあたる李逸洋・台北駐日経済文化代表処代表は中国から「深刻な脅威を受けている 」と訴えた。

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