ASEAN各国と日本、アメリカ、中国などの関係国が参加する一連の首脳会議は、9日からラオスの首都ビエンチャンで開かれ、日本の石破総理大臣や中国の李強首相、それにアメリカのブリンケン国務長官が出席します。

このうち9日はASEAN各国による首脳会議が開かれます。

NHKが入手した議長声明の草案では、中国が海洋進出を続けフィリピンとの対立が深まる南シナ海の問題をめぐり「すべての人の安全を危険にさらす行動だ」とする一部の国々の懸念が明記されています。

その上で「相互の信頼と信用を高めるとともに、紛争を複雑にしたりエスカレートさせたりして平和と安定に影響を与えるような行動を自制する必要がある」といった文言が記されています。

また、草案では、ミャンマーで軍と民主派勢力との間で戦闘が続いていることについて「市民に対する暴力行為を強く非難し即時に停止するよう求める」などとしています。

議長声明は、首脳会議での議論を経て発表されることになっています。

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