台湾の頼清徳総統は台湾当局が「建国記念日」と位置づける10日の「双十節」を前に、10月5日に行った演説で、「中華人民共和国は中華民国の人々の祖国には絶対になりえない」述べ、台湾と中国は別だという考えを改めて示しました。

この発言について、中国政府で台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室の朱鳳蓮報道官は8日コメントを発表し、「『台湾独立』のかたくなな立場と、敵意と対立を激化させる邪悪な意図を再び露呈した」として強く非難しました。

その上で、朱報道官は多くの台湾の同胞が「台湾独立」や外部からの干渉に断固として反対することを望むとしています。

台湾統一を目指す中国は頼総統を「台湾独立派」として警戒していて、ことし5月の政権発足直後から中国軍が台湾周辺での軍事演習を行うなど軍事的な圧力を強めけん制しています。

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