【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は9日、侵攻を続けるロシアを抑止するため、ウクライナを北大西洋条約機構(NATO)の加盟交渉に招待するよう求めた。クロアチアでの記者会見で「もしウクライナを強くして戦争に勝たせたいと考えているならば、われわれの案を支持するだろう」と述べた。 ゼレンスキー氏は10日以降、英仏伊独の首脳と会談する。対ロシア戦争の「勝利計画」を説明し、支援強化を求める考えだ。計画には、ウクライナをNATO加盟交渉に招待するよう求める項目が盛り込まれている。 ゼレンスキー氏は、ロシアと交戦中に加盟を実現するのは困難だとの見方に理解を示した上で「最初の一歩が必要だ」と強調した。 各国発表などによると、10日にパリでマクロン大統領、ローマでメローニ首相、ロンドンでスターマー首相と会談する。11日にバチカンでローマ教皇と面会し、ベルリンでショルツ首相と会う。 ロシア国防省は9日、ウクライナ軍の越境攻撃を受けているロシア西部クルスク州のスジャ地区で2集落を奪還したと発表した。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。