ウクライナのゼレンスキー大統領(ロイター=共同)、フランスのマクロン大統領(ゲッティ=共同)
【パリ、キーウ共同】フランスのマクロン大統領は10日、パリのエリゼ宮(大統領府)でウクライナのゼレンスキー大統領と会談した。会談後、ロシアの侵攻を受けるウクライナの「防衛のための装備や訓練などの支援を継続する」と約束した。ゼレンスキー氏は対ロシア戦争の「勝利計画」をマクロン氏に説明した。 ウクライナ大統領府によると、会談では戦況のほか、両国による兵器の共同生産を議論した。ウクライナ側が兵器の生産で協力拡大を提案した。 ウクライナは東部戦線でロシアに徐々に押し込まれており、前線への兵器供給を急いでいる。米欧に兵器供与の加速を要請すると共に、支援国との共同生産にも力を入れている。 一方、イタリア紙コリエレ・デラ・セラは9日、ゼレンスキー氏が、ウクライナの安全保障を西側諸国が約束するのと引き換えに、現在のロシア軍との間の境界線に沿って停戦に応じる構えだと報じた。情報源は明らかにしなかった。
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