韓国の尹錫悦大統領が、ラオスで開かれている東アジアサミットで、日本人拉致問題について「国際社会が早急に解決しなければならない事案」と言及しました。

11日、開かれた東アジアサミットには日本、アメリカ、韓国に加え、中国やロシアなど合わせて16カ国が出席しました。

韓国大統領府によりますと尹大統領は各国の首脳を前に「日本人拉致被害者問題を含め、北朝鮮人権問題は、国際社会が早急に解決しなければならない事案で、持続的な関心に期待する」と各国首脳へ呼びかけました。

また、北朝鮮の核開発については「決して容認しないことを、明確に示さなければならない」と述べたとしています。

韓国大統領が日本人拉致問題について国際会議で発言するのは珍しく拉致問題で協力する姿勢を示すことで良好な日韓関係をアピールする狙いもあるとみられます。

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