ウクライナ軍は12日、東部ルハンシク州のロシアが支配する地域にある燃料の貯蔵施設を攻撃したと発表しました。
施設では主にロシア軍に供給される石油や石油製品が保管されていたということです。
一方、国営のロシア通信は、ウクライナの無人機による攻撃で施設で火災が発生したが消火されたと伝えました。
ウクライナ軍は先月、ロシア各地の4か所の弾薬庫に対する攻撃を成功させたと発表しています。
また、今月に入っても、7日にはロシアが一方的に併合した南部クリミアにある石油ターミナルへの攻撃に成功したと発表したほか、9日にはロシア南部のクラスノダール地方にあるおよそ400機の無人機が保管されている施設を攻撃したと発表しました。
アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は弾薬庫などへの攻撃が繰り返されれば、ロシア軍は軍事侵攻を支える調達や補給の見直しを迫られる可能性があると指摘していて、ウクライナ軍にはロシア軍の後方支援に打撃を与えるねらいがあるとみられます。
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