【エルサレム共同】米NBCテレビは12日、イランのミサイル攻撃を受けたイスラエルが、イランへの反撃の標的を軍事施設やエネルギー関連施設に絞ったとの見方を報じた。反撃の時期や場所の最終決定はしていないという。米当局者の話としている。標的には核施設も取り沙汰されたが、米政府は反対している。  イスラエルメディアは、イランへの反撃準備の一環として、米軍の迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」のイスラエル配備の協議をイスラエルと米国が進めていると報じた。イランの再報復を念頭に置いた措置。配備されれば米軍が運用する。米国は最終決定はしていないとしている。  THAADは弾道ミサイルの迎撃が可能とされる。イランは1日、イスラエルへの報復攻撃で180発以上の弾道ミサイルを発射し、一部が着弾するなど被害が出た。  イスラエル軍は12日、地上侵攻するレバノン南部で過去24時間に親イラン民兵組織ヒズボラの拠点約200カ所を破壊したと表明した。


鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。