ロシアのショイグ国防相と中国の董軍国防相は26日、両国が主導する枠組み、上海協力機構の国防相会議が開かれたカザフスタンの首都アスタナで会談しました。
ロシア側によりますと、会談でショイグ国防相は「現在の世界秩序と差し迫った国際問題について、ロシアと中国のアプローチは一致している」と強調し、軍事分野で中国との協力関係を一層強化していく姿勢を誇示しました。
これに対し、中国の董国防相は「国際情勢が変化する中で、両国の軍の関係が活動的であり続けることが特に重要だ。われわれの交流は世界の安定にとって大切だ」と述べたということです。
ロシアのプーチン大統領は来月、中国を訪問する計画を明らかにしていて、習近平国家主席と会談するものと見られます。
ロシア大統領府のペスコフ報道官は26日、大統領の訪問の準備が始まっているとしたうえで「ロシアと中国は西側から圧力を受けているが、この圧力に耐える自信がある」と述べ、中国との連携を深めて欧米と対抗していく考えを示しています。
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