北朝鮮が韓国とつながる道路を爆破したことで南北の緊張が急速に高まっています。
緊迫する境界付近を緊急取材しました。

韓国北部にある京畿（キョンギ）道は南北の境界付近の11カ所を危険区域に指定。

「イット！」取材班が向かったのは、その1つ坡州（パジュ）市にある危険区域の近く。
北朝鮮まではわずか数kmの距離しかない場所です。

16日、韓国側の高台から北朝鮮を撮影した映像では、田んぼの中で10人以上の人が集まり何やら農作業を行っている様子が確認できました。

その一方で、逃亡防止のためか有刺鉄線が張られた柵のようなものも作られていました。

さらに、付近には、北朝鮮軍の監視塔とみられる建物。
兵士らしき人が歩いている姿も見られ、北朝鮮側も警戒感を強めている様子がうかがえました。

南北融和の象徴とされていた道路の爆破を受け、韓国側の境界付近に住む人には不安が広がっています。

韓国側の住民：
不安が高まっているが、物理的な衝突までは起きないでほしい。金正恩（キム・ジョンウン）は今の韓国政府に多くの不安があるのだろう。

一方、北朝鮮側では…。広場に殺到する、若者の大群。

北朝鮮メディアは16日、韓国を敵対視する若者たち140万人余りが軍への入隊や復帰を希望していると報じるなど、朝鮮半島での緊張がさらに高まっています。

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