イスラエル軍が殺害直前に撮影したハマス最高指導者シンワール氏とする人物。軍が17日に公開した(ロイター=共同)
【エルサレム共同】イスラエル軍は17日、パレスチナのイスラム組織ハマスの最高指導者シンワール氏を殺害する直前にドローンで撮影したとする動画を公開した。損壊した建物の窓からドローンが室内に入ると、ソファに座り込む人物がドローンに木の棒のようなものを投げつけ、最後まで抵抗する様子が写っている。この直後に殺害されたとみられる。 イスラエルメディアによると、イスラエル兵がガザ最南部ラファで建物を出入りする人物を目撃したのは16日午前10時。午後3時ごろにはその建物から出ようとする3人組をドローンが捉え、イスラエル兵が攻撃した。 うち1人が別の建物の2階に逃れ、イスラエル軍は戦車で砲撃。近づこうとする兵士に手りゅう弾を投げつけてきたため、ドローンを室内に飛ばすと、木の棒のようなものを投げつけてきた。この人物は手を負傷して顔を布で覆っており、イスラエル軍は戦車でさらに砲撃を加えた。 17日朝、イスラエル兵が建物内を捜索して遺体を発見。一部をDNA鑑定に回した。近くには現金やIDカードが残されていたという。
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