就任式は20日、インドネシアの首都ジャカルタで行われ、プラボウォ氏が宣誓を行って第8代大統領に就任しました。
また、副大統領には、ジョコ前大統領の長男のギブラン氏が就任しました。
演説でプラボウォ大統領は、多くの人が貧困にあえいでいるとして「子どもたちに1日1回は栄養のある食事をとれるようにする」と述べ、無料の学校給食の導入など貧困対策に力を入れる姿勢を示しました。
そのうえで「資源に付加価値をつけていくことで経済力を高め、人々が豊かな生活を送れるようにしたい」と述べて、経済成長を促すための政策を重視する方針を強調しました。
また外交面では「インドネシアは非同盟の道を選ぶ。軍事同盟には参加せず、すべての国々と友好関係を築く」と述べ、従来の全方位外交を維持する考えを示しました。
プラボウォ氏は当選後、中国や日本、ロシアなど各国を訪問し、これまでよりも積極的に外交に関与していく姿勢を示していて、グローバル・サウスの一角として国際社会での発言力を強めていくのか注目されます。
新政権の閣僚は21日就任する予定で、前のジョコ政権の閣僚の多くが再任される見通しです。
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