「サハロフ賞」は自由と人権を守る活動家として知られ、ノーベル平和賞を受賞した旧ソビエトの物理学者アンドレイ・サハロフ氏にちなんで、ヨーロッパ議会が人権擁護に貢献した個人や団体に毎年贈っています。

ヨーロッパ議会は24日、ことしの授賞者に、南米のベネズエラで7月に行われた大統領選挙で野党側の候補だったエドムンド・ゴンサレス氏と、同じく野党側の候補を目指したものの最高裁判所に立候補を禁止されたマリア・コリナ・マチャド氏を選んだと発表しました。

このうちゴンサレス氏は、選挙に不正があったとしてみずからの勝利を主張していて、マドゥーロ政権側から扇動などの疑いで逮捕状が出され、現在はスペインに亡命しています。

一方、マチャド氏はベネズエラ国内を拠点に活動を続けているとみられます。

ヨーロッパ議会のメツォラ議長は授賞理由について「彼らは多くのベネズエラ国民と欧州議会が大切にしている、正義、民主主義、法の支配を恐れることなく擁護してきた」とコメントしています。

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