ロシアのミサイル攻撃で破壊されたアパートの跡地で作業する救助隊員(26日、ウクライナ東部ドニプロ)=ロイター

【キーウ=共同】ウクライナ国防省情報総局は25日、北朝鮮兵の受け入れ準備中とみられるロシア軍前線部隊の会話を傍受したとする音声を公開した。「前進せよ」「全員殺せ」などの指令の朝鮮語への翻訳について話し合うやりとりがあり、北朝鮮兵30人に対して通訳者1人とロシア兵3人を配置する計画などの情報も交換している。

情報総局は、ウクライナが越境攻撃するロシア西部クルスク州の部隊の会話としている。

ロシア兵とみられる人物は北朝鮮軍の部隊を「大隊K」と呼称しており、朝鮮語に翻訳すべきフレーズには「負傷した」「後方に送る必要がある」なども挙げた。準備作業に何らかの不満を表すようなやりとりや笑い声も傍受した。

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