北朝鮮が、最終完結版だとするICBM(大陸間弾道ミサイル)の映像を公開しました。

朝鮮中央テレビは1日朝、金正恩(キム・ジョンウン)総書記とジュエ氏とみられる娘が立ち会う中、最新型のICBM「火星19型」を発射する映像を放送しました。

「火星19型」は最高高度が7687.5kmまで上昇し、1001.2kmを飛行して日本海の公海上の目標海域に着弾し、いずれも「最新記録を更新した」と報じています。

「火星19型」の発射が伝えられたのは、これが初めてです。

また「火星19型」をICBMの「最終完結版」だとしていて、金総書記は「核戦力を強化する路線をいかなる場合も絶対に変えない」と強調しました。

このニュースについて、フジテレビ・立石修解説委員室長に聞きます。

──弾道ミサイルはこれまでで最も高く長く飛んだ?
ロシアからの技術が入っていることが懸念されるのですが、実はそのロシアでも、北朝鮮だけではなく、今週、気になる動きがあったんです。
火曜日に大規模な核攻撃を想定した訓練を行い、その映像を公開しています。
カムチャツカ半島に向けて発射されたものや、オホーツク海の原子力潜水艦から発射されたミサイルもあって、これもまた日本の周辺地域も無関係ではないと。

──同じ時期にミサイル訓練をしているが、ロシア・北朝鮮の狙いは?
大統領選挙が行われているアメリカに対して、ロシアと北朝鮮の強い結びつきをアピールしていると思うのですが、ただ現在、北朝鮮兵をロシアに派遣するなど動きがエスカレートしているのが気になります。

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