海を越えて2つの被災地の復興を支援します。

能登半島地震から10カ月となる11月1日、能登地方の各地で黙とうがささげられました。

先週、被災地の能登から、もうひとつの被災地、台湾東部の花蓮市を輪島の漆芸家・桐本滉平さんが訪れました。

花蓮市では、4月にマグニチュード7.2の地震が発生し、ビルが倒壊するなどの被害が出ました。

解体作業がほとんど終わっている様子の花蓮市。桐本さんは「能登は数が多すぎて(解体作業が)全然終わってない。うちの実家もまだ終わってない。つぶれたままもうすぐ10カ月」だといいます。

そんな中でも桐本さんは、先週行われた復興に向けた日台交流イベントのために花蓮市を訪れました。

交流イベントでは、花蓮市長から「日本への感謝を申し上げます。特に4月の地震の際に、日本から2500万円の寄付をいただいたことに感謝したい」とあいさつがありました。

イベントには、ホンモノの日本を見せたいという趣旨に、日本全国から20社以上が集まりました。
特に能登は、花蓮市側から「ぜひ来てほしい」とリクエストがあったといいます。

被災地からの訪問に来場者からは「能登で地震があって、そのあと水害もあり、それでも花蓮に来てくれてありがとうございます」と感謝する声が寄せられました。

桐本さんも「直前の豪雨でもうダメかなと思ったが、なんとか来られて良かったし、花蓮の復興からもパワーをもらった。街もまだ工事しているからそういう意味で元気をもらった」と語り、今回の訪問が意義のあるものになったようでした。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。