関係者によりますと、秋葉国家安全保障局長は3日、北京に向かい、4日、中国の王毅外相と会談することになりました。
北朝鮮の部隊のロシアへの派遣で、ウクライナ情勢が東アジア情勢にも影響を及ぼしかねない事態を踏まえ、対応を協議するということです。
北朝鮮の部隊のロシアへの派遣をめぐっては中国外務省の報道官が1日、「北朝鮮とロシアは独立した主権国家であり、2国間関係をどのように発展させるかは彼ら自身の問題だ」と述べ、両国の関係について干渉しない姿勢を示しています。
こうした中、外交筋によりますと、中国は北朝鮮とロシアが軍事的な結び付きを深める現状に不満を抱いているという見方もあることから、日中間で意見を交わすことが重要だと判断したということです。
このため、北朝鮮をめぐる情勢で日中両国がどのような認識を共有できるのかが焦点となります。
さらに会談では、今後の日中首脳会談の実現に向けた調整なども行われる見通しです。
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