ミャンマー軍は軍トップのミン・アウン・フライン司令官が6日から2日間の日程で中国を訪問すると発表しました。
司令官の中国訪問は3年前のクーデター以降、初めてで、メコン川流域諸国の国際会議などに出席するほか、軍の関係者によりますと、中国側と経済分野の協力などについて意見を交わす見通しです。
ミャンマー軍は民主派勢力や少数民族の武装勢力との戦闘で劣勢に立たされているとも指摘されるなか、中国との関係強化を示し、みずからの政権の正当性をアピールするねらいがあるとみられます。
一方、中国にとって国境を接するミャンマーはインド洋から原油などをパイプラインで国内に輸入する戦略上重要な地域です。
中国はミャンマー情勢をめぐり国境地帯での和平協議の仲介役を務めています。
ミャンマーが欧米から制裁を受ける中、中国としては地域の安定を図り、影響力を強めたいねらいもあるとみられます。
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