プーチン大統領は5日、モスクワのクレムリンで、日本の武藤顕大使をはじめとする28人の大使から、着任にあわせて本国からの信任状を受け取る式典に出席しました。
このあと演説し、日本のほかイタリアやカナダといった欧米諸国の名前をあげて「二国間の接触が最小限となっていることは事実だ。重要な国際問題や地域の課題についての協力が凍結されている」と述べました。
そのうえで「ロシアはこれまでもこれからも互恵的な協力の論理を堅持し、対立を求めることはない」としています。
一方で、ウクライナ情勢については「欧米諸国が紛争を激化させ、長引かせようと敵対的な道を歩んでいるが、それは大きな間違いだ」と述べ、ウクライナを支援する欧米側を強く非難しました。
式典にあわせて、ロシアにある日本大使館はコメントを発表し「日本として、引き続きウクライナ問題についての原則的立場を維持しながら日本側の立場や考えを伝える一方で、ロシアに対してしっかりと関与していく考えだ」としています。
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