アメリカ大統領選挙で、共和党のトランプ前大統領に敗れたハリス副大統領は、間もなく首都ワシントンで支持者らに向けた演説を行います。

会場から、FNNワシントン支局・千田淳一支局長が中継でお伝えします。

数千人が集まり歓喜に満ちていた前日から一転して、ハリス副大統領は、重苦しい雰囲気の中での演説となります。

ハリス副大統領は、トランプ前大統領に電話で祝意を伝達し、平和的な政権移譲の重要性について話し合いました。

ハリス氏は間もなく始まる演説の中で、敗北を認めるとともに支持者に対し、「結果を受け入れるよう求める」とみられます。

大統領選挙の開票は、日本時間7日午前6時現在も続いていますが、7つの激戦州のすべてでハリス氏が敗北するなど、トランプ氏の圧倒的な強さが鮮明となりました。

アメリカメディアは、トランプ氏の勝利について「史上最大の復活劇だ」とたたえる一方で、第2次トランプ政権の誕生によって「不透明な新時代を迎える」といった、予測不能な4年間を不安視する内容も伝えています。

トランプ氏は、就任初日に不法移民の強制送還を行うと訴えているほか、バイデン政権で続くウクライナ支援にも疑問を投げかけていて、今後の対応に注目です。

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