パレスチナ自治区ガザでの停戦交渉を仲介してきたカタールは9日、イスラエルとイスラム組織ハマスが停戦への意欲を示すまで仲介を一時停止すると発表しました。

ガザ地区の停戦と人質解放に向けた交渉は、カタールがアメリカやエジプトとともに仲介する形で行われていて、10月に再開しましたが、ハマス側が拒否していて難航しています。

こうした中、カタール外務省は9日、声明を発表し、仲介に向けた努力を停止していることを明らかにしました。その上でイスラエルとハマスが停戦への意欲と真剣さを示せば仲介を再開するとしています。

一方、イスラエルメディアは、アメリカ政府がカタールに対して休戦案を拒否しているハマスの幹部を国外追放するよう求めたと報じましたこの報道についてカタール政府は首都ドーハにあるハマスの事務所は去年、停戦の実現に貢献したとして、否定しています。

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