13日、米ホワイトハウスで会談するトランプ次期大統領(左)とバイデン大統領(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米共和党のドナルド・トランプ次期大統領(78)は13日、2021年1月の退任後初めてホワイトハウスを訪れ、民主党のジョー・バイデン大統領(81)と会談した。両氏は来年1月発足の新政権への移行を円滑に進めることを互いに約束。激しい舌戦から一転して握手し、融和を強調した。会談後、トランプ氏は国務長官に対中強硬派で親日派のマルコ・ルビオ上院議員(53)を指名すると発表した。  CNNテレビによると、共和党は5日の大統領選と同時実施された連邦議会選で上院を奪還したのに続き、下院の多数派を維持した。赤がシンボルカラーの共和党が大統領職と上下両院を握る「トリプルレッド」になり、トランプ氏は政策を進めやすくなる。  トランプ氏は13日も人事を進めた。司法長官に保守強硬派のマット・ゲーツ下院議員(42)を、国家情報長官に元民主党のトゥルシ・ギャバード元下院議員(43)を指名するほか、1次政権で大統領上級顧問を務めた対移民強硬派の側近スティーブン・ミラー氏(39)を大統領次席補佐官に起用すると発表した。

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