アメリカのトランプ次期大統領は13日、外交を担う国務長官に、対中強硬派のマルコ・ルビオ上院議員を起用すると発表しました。
ルビオ氏は中国や北朝鮮に対する強硬派として知られ、ロシアの侵攻を受けるウクライナへの軍事支援には懐疑的な見方も示しています。
2016年にはトランプ氏と大統領候補の指名を争い激しく対立していましたが、近年はトランプ氏と歩調を合わせていました。
トランプ氏は声明で「敵対者に対して決して後退することのない勇敢な戦士となる」と評価しています。
また、司法長官には保守強硬派で、トランプ氏の熱烈な支持者でもあるマット・ゲーツ下院議員を指名しました。
司法省によるトランプ氏の起訴などを激しく批判してきたゲーツ氏の起用は、司法の独立性を損なう可能性があるなどと物議も醸していて、議会の承認が難航するとの見方も出ています。
さらに、国家情報長官には民主党を離れ、その後、トランプ氏支持に回ったトゥルシー・ギャバード氏の起用も発表しました。
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