岩屋外相(右)はブリンケン米国務長官と会談した(14日、リマ)=外務省提供

岩屋毅外相は14日午後(日本時間15日午前)、ペルーの首都リマでブリンケン米国務長官と会談した。日米同盟の抑止力・対処力の強化や同志国との連携を進展させる方針で一致した。2025年1月のトランプ次期米政権の発足を見据え、東アジア情勢などで認識を擦り合わせた。

アジア太平洋経済協力会議(APEC)閣僚会議にあわせて協議した。岩屋氏が外相就任後、ブリンケン氏と対面で会うのは初めて。岩屋氏から「日米同盟の強化が石破政権の外交・安全保障政策の最優先事項だ」と伝えた。

東・南シナ海で軍事活動を続ける中国、北朝鮮の拉致問題、核・ミサイル開発などを巡って意見を交わした。ロシアのウクライナ侵略についても議論した。

ブリンケン氏はトランプ次期大統領が次期国務長官に指名したマルコ・ルビオ上院議員に関し「長い付き合いのナイスガイ」だと紹介した。

岩屋氏は会談後、記者団に「トランプ政権のカウンターパートと強固な信頼関係を築いていきたい。日米同盟をさらに高みに引き上げたい」と語った。

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