ジョージア西部のアブハジアの中心都市スフミで15日、数百人の野党支持者が議会や大統領府が入った建物に乱入し、治安当局と衝突しました。
ロシア国営のタス通信によりますと、この衝突で13人がけがをしました。
現地からの報道によりますと、議会ではこの日、ロシアとの投資協定を批准するかどうか採決が行われる予定で、野党支持者たちは協定の撤回を求めていました。
この混乱を受けて、アブハジアのブジャニヤ大統領は、情勢を安定化させるためだとして協定の批准に向けた法案を撤回しました。
一方、野党側は「抗議活動はロシアとの関係に反対して行われたものではない」とする声明を発表し、地元のビジネスや土地などを守るためだったとしています。
アブハジアはソビエト崩壊後の1992年にジョージアからの独立を一方的に宣言しました。
その後、2008年にジョージアに侵攻したロシアが独立を承認するとともに軍の部隊を駐留させ、後ろ盾となっています。
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