1月、フィリピンのマニラで教育関連会合に出席したマルコス大統領(右)とサラ・ドゥテルテ副大統領

 【マニラ共同】フィリピンのサラ・ドゥテルテ副大統領が23日未明のオンライン記者会見で殺し屋を雇ったとの趣旨の爆弾発言をし、自分が殺された場合にマルコス大統領らを殺すよう命じたと表明した。大統領府は23日、大統領に対する脅威に適切に対応するよう警護当局に指示したと発表した。  サラ氏の父のドゥテルテ前大統領が薬物犯罪対策「麻薬戦争」を巡って議会で追及され、逮捕される可能性も浮上する中、ドゥテルテ家と政権の対立が一層激化している。  サラ氏は会見で、殺された際に報復するため「ある人物」に大統領夫妻とロムアルデス下院議長の殺害を依頼したとし、「『彼らを殺すまでやめるな』と伝えた」と公言した。

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