関係者によりますと、中国共産党系の新聞「光明日報」で論説部副主任を務めた董郁玉(とう・いくぎょく)氏はおととし2月、北京で日本大使館の職員と面会した直後に中国当局に拘束され、去年3月にスパイ罪で起訴されました。

ロイター通信によりますと、北京の裁判所は29日、董氏に対して懲役7年の判決を言い渡したということです。

董氏は、欧米のメディア関係者や外交官にも知られ、アメリカのハーバード大学で研究員をしていた時期もあります。

判決についてアメリカ国務省のミラー報道官は29日、声明を発表し「不当な判決だ。言論の自由や報道の自由を守らない中国の姿を浮き彫りにしている」と非難しました。

その上で「董氏のジャーナリストとしての功績や両国間の人的交流への貢献を称賛する。即時かつ無条件での釈放を求める」としています。

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