成田空港会社によりますと、昨年度、成田空港で国際線を利用した人は全体で2744万人余りと、コロナ禍前の2019年度の8割程度にとどまったものの、2022年度と比べると2倍以上に増えました。

このうち、外国人旅客数は1789万人余りと過去最も多くなりました。

新型コロナの水際対策の緩和が進み、円安も進んだことが主な要因だということです。

一方で、日本人の国際線の旅客数は678万人余りとコロナ禍前の2019年度の半分にとどまりました。また、国内線を利用した人は781万人余りと過去最多となりました。

成田空港会社は円安などを背景に国内旅行の需要が増えたとみています。

成田空港会社の田村明比古社長は「昨年度は本格的に航空需要が回復した年度だった。今年度もさらに回復が期待される一方、グランドハンドリングなどの人材確保が課題になっている。会社としてできる対策を行っていきたい」としています。

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