【ニューヨーク共同】国連総会(193カ国)本会議は2日、宇宙空間に核兵器や大量破壊兵器を配備しないよう各国に求める日米など共同提出の決議案を167カ国の賛成で採択した。ロシアや北朝鮮など4カ国が反対、中国は棄権した。また、日本が毎年提出している核兵器廃絶決議案も152カ国の賛成で採択した。採択は31年連続。  総会決議には法的拘束力はないが、ノーベル平和賞受賞が決まった日本原水爆被害者団体協議会(被団協)が目指す「核なき世界」に向け、後押しとなることが期待される。特に宇宙を巡っては開発競争が激化しており、日米関係筋は「軍事利用の一定の歯止めになる」と意義を強調した。

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