【ニューヨーク共同】国連総会(193カ国)は3日、来年6月2~4日にパレスチナ問題の平和的解決に向けたハイレベル国際会議の開催を決定した。イスラエルとパレスチナの「2国家共存」を実現させるため、行動指針となる成果文書の採択を目指す。イスラエルや後ろ盾の米国に対し、2国家共存に向けて動き出すよう国際社会の圧力を強める狙い。  総会ではセネガルが提出した会議開催を求める決議案が、日本やアラブ諸国など157カ国の賛成で採択された。米国やイスラエルなど8カ国が反対、ウクライナなどは棄権した。  総会や国際会議の決定に法的拘束力はなく、文書が採択されても、イスラエルが応じるかどうかは不透明だ。

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