アメリカのトランプ次期大統領は来年1月の政権発足に向けて11月、元軍人で、保守系テレビ局の元司会者のピート・ヘグセス氏を国防長官に起用すると発表しました。

ただヘグセス氏は、過去に女性への性的暴行の疑いで警察の捜査を受けていたことなどが報じられ、身内の共和党内からも起用を懸念する声が出ています。

こうした中、アメリカの複数のメディアは関係者の話として、トランプ氏がヘグセス氏を交代させることを検討していると相次いで報じました。

新たな候補には、大統領選挙に向けた共和党の候補者選びでトランプ氏と争い、一時は「最大のライバル」とも言われたフロリダ州のデサンティス知事などの名前が挙がっているということです。

一方、交代論が浮上するヘグセス氏は4日、閣僚人事に必要な議会上院での承認に向けて議員に支持の呼びかけを続け、今もトランプ氏の支持を得ているとして、指名を辞退しない考えを示しました。

トランプ次期政権の人事をめぐっては、11月、司法長官候補だった前下院議員が未成年の女性に金銭を支払って性的な関係を持った疑いなどが問題視され、指名を辞退していて、国防長官の人事をめぐる動きに関心が集まっています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。