【シドニー共同】南太平洋ソロモン諸島の議会は2日、先月の総選挙を受けた首相選出投票を行い、与党連合が擁立したジャーマイア・マネレ外務・貿易相(56)を新首相に選んだ。中国と安全保障協定を結んで関係を強めたソガバレ首相を政権中枢で支えてきたことから親中路線を継続するとみられる。  投票には、野党陣営を率いるマシュー・ワレ氏(55)も立候補し、経済や安全保障面の中国依存見直しを訴えていた。  ソガバレ首相は2019年、台湾と断交し中国と国交を樹立。22年には中国と安保協定を締結し、南太平洋に中国の軍事拠点ができるとの懸念が強まった。東京電力福島第1原発の処理水放出に公然と反対した。


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