台湾総統府によりますと、就任後初めて外国を訪問している頼清徳総統は5日、立ち寄り先のアメリカ領・グアムで共和党のジョンソン下院議長や民主党の下院トップのジェフリーズ院内総務とそれぞれ電話で会談しました。

この中で、両氏は中国による軍事的な圧力を念頭に、台湾が民主主義と自由を守るための支援を超党派で支持する考えを示したということです。

これに対し、頼総統は台湾に友好的な多くの法案を推進するとともに、民主主義の台湾を支持していることに謝意を示したとしています。

一方、中国外務省の林剣報道官は5日の記者会見で「アメリカ側が台湾独立勢力に誤ったシグナルを出すことをやめるよう求める。中国は断固として強力な措置をとり、国家の主権と領土の一体性を守り抜く」と反発し、対抗措置をとる可能性を示唆しました。

中国は、ことし5月に頼総統が就任してから台湾周辺で大規模な軍事演習を2回行っていて、「台湾独立派」とみなす頼総統への圧力を強めています。

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