4日未明、韓国国会の庁舎に入る韓国軍兵士=ソウル(聯合=共同)
【北京共同】韓国政界は尹錫悦大統領を巡る混乱の長期化が避けられず、韓国への敵視を強めている北朝鮮との関係をさらに不安定化させるリスクがある。北朝鮮は尹氏ら保守陣営だけでなく、文在寅前政権下で融和を進めた革新系も批判。韓国の政治状況にかかわらず軍拡を進め、敵対姿勢を維持する構えだ。 尹氏が3日に宣言した「非常戒厳」によって国会に突入した韓国軍の707特殊任務団は、北朝鮮中枢の暗殺を任務の一つとする最精鋭部隊だ。北朝鮮は表立った反応を示していないが、韓国側の突発的な軍事動向に緊張を高めたとみられる。 韓国の北朝鮮専門ネットメディア、デイリーNKは、北朝鮮内で3日深夜に軍高官が招集され、非常警戒態勢を発令したと報じた。真偽は不明だが、「北朝鮮共産勢力の脅威」から国を守ることが戒厳令の目的だと公言した尹氏に、北朝鮮側も有事を想定し軍事的な対応を急いだ可能性は排除できない。 戒厳令下では、国会へ兵士を投入した韓国軍の司令官が一部の命令に背いたと証言した。軍の統制に影響が出かねない事態にもなっている。記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
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