ブリンケン米国務長官(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】ブリンケン米国務長官は11日、下院外交委員会で、2021年8月のアフガニスタン駐留米軍撤退について「判断は正しかった」などと証言した。混乱を極めた撤退は民主党のバイデン大統領の支持率低下を招き「政権の最も暗い時代」(米メディア)と呼ばれる。共和党は「大惨事だった」と追及し、ブリンケン氏は防戦に懸命となった。  外交委のマコール委員長(共和党)は、撤退完了直前に米兵13人が犠牲になった首都カブールの空港付近での自爆テロについて「外交政策の失敗の始まりで、世界に火を付けた」と指摘。ロシアによるウクライナ侵攻やパレスチナ自治区ガザの戦闘につながったと批判した。

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