アメリカ軍は、輸送機オスプレイについて、安全確保のための追加の措置が必要かどうかを判断するためなどとして、一部の飛行を停止しています。
これについて、国防総省のシン副報道官は11日の記者会見で「われわれは機体の安全性を確保することに引き続き努めている」と述べました。
そのうえで、飛行の停止については、海軍、空軍、海兵隊が個別に判断していると説明しました。
このうち、海軍はオスプレイの飛行を一時停止、空軍はオスプレイによる訓練飛行を一時停止する措置をとっていて、11日時点で、こうした措置に変更はないとNHKの取材に、回答しています。
一方、海兵隊は、緊急性のない飛行を今月6日から96時間、停止するとしていましたが、「飛行停止期間中に行われた徹底した調査を受けて、緊急性のない飛行の再開を指示した」としています。
今回の飛行停止について、国防総省はその背景に詳しく言及していませんが、AP通信は、先月20日、西部ニューメキシコ州の空軍基地で起きた、オスプレイのエンジン故障事故を受けたものだと伝えています。
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