ウクライナ軍のシルスキー総司令官は、ロシア軍が攻勢を強めるウクライナ東部ドネツク州の要衝ポクロウシク方面の部隊を視察したと11日、SNSに投稿しました。
シルスキー氏は「兵力で上回る敵との戦闘が行われている」として状況は非常に厳しいという認識を示したうえで防御の安定性を高め敵を効果的に破壊することが必要だと強調しました。
ウクライナの団体「ディープステート」が前線からの情報などをもとに公開している地図では、ロシア軍は11日の時点でポクロウシクまで3キロほどに迫り、ウクライナ側が要衝を死守できるかが焦点です。
一方、ロシア国防省が11日、南部ロストフ州タガンログにある軍用飛行場に対して、ウクライナ軍からアメリカ製の射程の長いミサイルATACMS(エイタクムス)で攻撃を受けたと発表したことをめぐり、ロシア大統領府のペスコフ報道官は「報復は適切なタイミングと方法で必ず行われる」と強調しました。
ウクライナ南部の都市ザポリージャの病院に10日、ロシアのミサイルが着弾したことによる死者は10人に上り、ウクライナではさらなる攻撃への警戒感が広がっています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。