アメリカ東部ニュージャージー周辺で、先月からドローンとみられる飛行物体が数多く目撃され、住民から不安の声が上がっている。
政府当局は週末に会見を開き、「多くは有人の航空機の誤認だ」と、火消しを図っている。

「ナゾの飛行物体」の目撃情報は11月中旬から集まり始め、東部ニュージャージー州やニューヨーク州まで広がった。

SNSに投稿された数多くの映像には、夜間の空に複数の光がうごめいているようなものがあり、これまでに捜査当局には5千件近くの通報があったという。

トランプ次期大統領がゴルフ場を所有するニュージャージー州・ベッドミンスター周辺でも目撃情報があり、トランプ氏はSNSで「政府が知らないはずがない。政府は国民に真実を知らせるか、ドローンを撃ち落とすべきだ」と、主張している。

ニュージャージー州のマーフィー知事は、「住民にとって脅威ではない」としながらも、バイデン大統領に真相究明を求めている。

FBI=連邦捜査局、国土安全保障省、連邦航空局は土曜日(14日)に緊急会見を開き、「これらの無人機が犯罪への関与、国家安全保障上の脅威、公共の安全に対する特定の脅威、あるいは悪意のある外国勢力が関与している、などという証拠はないが、調査は継続していく」と強調した。
※画像:CHRISTOPHER STADULIS

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