【詳細】ロシア ウクライナに軍事侵攻(12月16日の動き)

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ロシア側“ウクライナの領土縮小”と成果誇示

ロシア国防省は16日、幹部らがことし1年を総括する会議を開き、プーチン大統領も出席しました。

この中でベロウソフ国防相は、ウクライナへの軍事侵攻で、ことし1年間でおよそ4500平方キロメートルを掌握したと主張しました。

これは、日本の京都府とほぼ同じ面積に相当します。

その上で、ロシアが攻勢を続けるウクライナ東部や南部の州では、ウクライナが保持する領土が縮小しているとして成果を誇示しました。

会議に合わせて国防省が発表した資料によりますと、ロシアが掌握したウクライナの領土は
▽東部のルハンシク州で99.3%
▽ドネツク州で70%
▽南部のザポリージャ州で73.9%
▽ヘルソン州で76%
となっています。

また、ベロウソフ国防相は、ことし1年間で42万7000人以上が契約軍人となったほか、ロシアの国防費はGDP=国内総生産の6.3%に達し、国の予算の32.5%を占めていると説明しました。

一方、プーチン大統領は会議の中で、国防費について「経済、科学、教育、医療など国家の活動に関わるすべての分野を発展させるには、無制限には増やせない」と指摘しました。

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