【エルサレム、テヘラン=共同】イスラエルメディアは21日、イエメンの親イラン武装組織フーシが同日、ミサイルで商都テルアビブを攻撃し、16人がけがをしたと報じた。イスラエル軍が迎撃に失敗したという。
フーシは反イスラエルを掲げ、パレスチナ自治区ガザでイスラエルと戦うイスラム組織ハマスに連帯を示し、イスラエルに対してミサイル攻撃を繰り返している。イスラエル軍が19日にフーシを空爆したばかりだった。
イスラエル軍は20日、シリア領で市民1人に向けて発砲し、脚を負傷させたと明らかにした。シリア領で作戦を実施するイスラエル軍に対する抗議デモの参加者で、軍は「排除すべき脅威だと認識した」と主張した。国際社会はアサド政権崩壊の混乱に乗じたイスラエル軍によるシリアでの作戦を非難しており、批判が一層高まりそうだ。
一方、イスラエル軍は20日もガザを攻撃した。ガザ保健当局によると、昨年10月の戦闘開始以降、ガザ側の死者は4万5200人を超える。
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