ベトナムで22日開業した鉄道の路線は南部の都市、ホーチミンの中心部と郊外のおよそ20キロを高架とベトナムでは初めてとなる地下鉄で結んでいます。

日本は、鉄道の整備によりホーチミンで深刻化する交通渋滞や大気汚染の緩和につなげようとJICA=国際協力機構の円借款を通じて支援し、多くの日本企業も工事に携わってきました。

22日は日本やベトナムの関係者、およそ500人が出席して記念の式典が開かれました。

この中でベトナム政府の高官は「この事業はベトナムと日本の協力のシンボルであり、日本の技術や経営モデルの統合の成功を示している」と述べ、これまでの日本の支援に謝意を示しました。

最初の列車が始発駅を出発すると多くの人たちがホームや真新しい車両の中で記念撮影などをしていました。

ベトナムに駐在する日本の伊藤直樹大使は「オールジャパンで建設され、結実した、新しい日本とベトナムの協力の象徴だと考えている。ベトナムと日本の協力をさらに発展させるうえでも大きな意味を持つと思う」と話していました。

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